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【寄席見聞録 特別編】全楽の全貌はいかに?

2013.02.13(水)

zennraku

2013.02.13(水)

三遊亭全楽という噺家がいます。1667年、東京都出身。国士舘大学を卒業後、立川談志に入門し立川國士舘。2000年に立川流を離れ先代の三遊亭円楽門下に移籍、二ツ目に昇進し三遊亭安楽。2004年4月、真打に昇進し三遊亭全楽。

談志と先代円楽といえば、昭和の東京落語界で四天王と呼ばれた噺家のうちの二人で、1978年の落語協会分裂騒動の首謀者。その是非はともかくとして、当時の閉塞的な落語界を打破しようと立ち上がった改革派であり、狂気にも似た剛胆さと執念を持った先駆者です。

そんな二人を師匠に持ち、立川志の輔・六代目円楽というこれまた強力な二人の兄弟子に可愛がられ、特に志の輔師は今でも独演会に同行して前を務めるほど縁が深い。

北海道でも、毎年の「立川志の輔独演会」だけではなく、2006年頃から「落語を聴く会」での独演会や北広島市民文化祭にも参加しており、道民にはお馴染み……のはずなのですが、イマイチ認知度が低い。ブレイクしてないのです。志の輔師も「実力は申し分ないのに売れないのが不思議」と評しているほど。

じつをいうと、私は過去3回全楽の高座を見ています。ところが、申し訳ないくらいに記憶が薄い(本当にすみません)。こちらのアンテナが合っていなかったのか、彼の背負う壮大なバックボーンが落語に表れていなかったのか。テレビでもあまり見たことがないし、CDやDVDもないみたいだし、ネットで調べてもほとんど情報が出てこない。なんだか謎めいた人物のように思えてきました。

全楽とはどんな噺家なんだろう? 何が特徴なんだろう? どこを目指しているんだろう?

学生時代からスポーツ万能で、時事ネタやスポーツを題材にしたマクラには定評があり、古典の基礎をしっかり身につけた上に現代的なセンスも併せ持ち、『青菜』『壷算』などの滑稽話や『紺屋高尾』を得意ネタとする。というのが、これまでに私がつかんだ全楽のプロフィール。これはひとつ、近々開かれる独演会でその全貌を確かめたいものですね。テレビやネットで見ることができないということは、生の高座を見るしかないってことですから。はっ!まさかそこを狙った戦略か?! もし意図的にやっているのだとしたら、さすが策士と言われた談志と先代円楽の弟子だけのことはある。キャッチフレーズは「ちょっと分かりにくい戦略で客を呼び寄せる知能犯・三遊亭全楽」ってとこかしら。(Report:きょとね)

 

【三遊亭全楽 公演予定】

3月1日 さっぽろ落語を聴く会 三遊亭全楽独演会

3月2日 三遊亭全楽独演会(江別)

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