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2018.04.10(火)

寄席見聞録・特別編

【第1回 いまが買いドキ!若手会 〜最高に面白い若手連れてきました〜】

2018年3月27日(火)@札幌市教育文化会館 小ホール

札幌では最近、二ツ目の噺家による若手の落語会が少しずつ開かれるようになってきています。そんな中で開催されたのが、TVh落語さんが企画した「いまが買いドキ!若手会」。この企画は、東京の面白い若手を連れてきて、北海道のお客さんに楽しんでもらうというコンセプト。そして目玉は、出演者が面白いと思う演者を次回の出演者として推薦するという、なんともユニークな企画。その第1回に足を運んでみました。

映えある第1回の演者に選ばれたのは、三遊亭円丈師匠の弟子のわん丈さん、柳亭市馬師匠の弟子の市弥さん、そして二代目玉川福太郎師匠の弟子の太福さんの三人。「こういう若手の会に来られるのは、いろいろな落語が聴きたいという方々。札幌のお客様が一歩落語の奥に入って来てくれているのを感じますね」(わん丈)。「仲の良いメンバーとのびのびできるのが嬉しいですね。二つ目の落語も面白いな、と感じていただければ」(市弥)。「若手のイキの良さを体感してもらって、浪曲ってこんなに楽しんだと感じていただけるよう頑張ります」(太福)と意気込みを語ってくれました。

会場には中高年から若い方、特に演者達と同世代の若い女性の姿も多く見受けられました。

くじ引きで順番を決め、一番手は市弥さん。演目は「試し酒」。お客さんを巻き込みながら落ち着いた話っぷり。大杯をあおる場面では拍手がわき起こり、下男の酔い仕草に大きな笑いが起こりました。

次に登場したのがわん丈さん。演目は「お見立て」。いやー、スピード感があってテンポがいい。早口でまくしたてるところとゆったりと締めるところのリズムが抜群で、笑いの波が次から次へと押し寄せて来ました。

トリを飾ったのが浪曲の太福さん。まずは浪曲とはどういうものか、札幌の天気をネタにひと節演じたあと、笑いの多い「湯船の二人」という新作を披露。職場の先輩と後輩の軽妙なやりとりに、客席はもう爆笑の嵐。浪曲ってこんなに笑えるのかと、びっくりするやらおかしいやら、初めてでもめちゃくちゃ楽しめました。

最後は三人が次回の出演者を推薦。市弥さんは古今亭始さん、わん丈さんは講談師の神田松之丞さん、太福さんが春風亭昇々さんをそれぞれ紹介。次回の第2回チケットの先行販売にもあっという間に行列ができるほどの人気ぶり。若手の面白さを知り、俄然興味がわいたようです。もしかしたらすごい人気企画になるかも、そして若手の会もこれからどんどん増えるかも、そんな予感が高まった落語会でした。

(Report by まさ)

 

一、試し酒 柳亭市弥

一、お見立て 三遊亭わん丈

<仲入り>

一、湯船の二人 玉川太福 (曲師:玉川みね子)

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